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キャリアアップ助成金完全ガイド:2024年最新情報



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1. はじめに:キャリアアップ助成金とは

 

キャリアアップ助成金は、厚生労働省が提供する制度で、非正規雇用労働者のキャリアアップと処遇改善を支援することを目的としています。この制度は、企業が非正規雇用労働者を正社員に転換したり、賃金を引き上げたりする際に、事業主に対して助成金を支給するものです。

近年、日本の労働市場では非正規雇用労働者の割合が増加しており、2020年時点で男性の22.2%、女性の54.4%が非正規雇用という状況です。このような背景から、キャリアアップ助成金は労働者の雇用安定と処遇改善、そして企業の人材確保と生産性向上を同時に支援する重要な制度となっています。






2. キャリアアップ助成金の対象となる事業主

 

キャリアアップ助成金を受給するためには、事業主が以下の条件を満たす必要があります。


  • 雇用保険の適用事業所であること

  • 事業所ごとにキャリアアップ管理者を配置していること

  • キャリアアップ計画を作成し、労働局長の認定を受けていること

  • 対象労働者の雇用状況や賃金を明確に示せること

  • 労働関係法令を遵守していること


また、以下のような事業主は対象外となります。


  • 過去1年以内に労働関係法令違反をしている

  • 支給申請時点で雇用保険適用事業所でない

  • 過去に助成金の不正受給をしている






3. キャリアアップ助成金の種類と概要

 

キャリアアップ助成金は、大きく分けて「正社員化支援」と「処遇改善支援」の2つのカテゴリーがあります。



正社員化支援


  1. 正社員化コース

    • 有期雇用労働者等を正社員に転換または直接雇用した場合に助成

    • 中小企業:1人あたり57万円(大企業:42万7,500円)

    • 1年度1事業所あたり20人まで


  2. 障害者正社員化コース

    • 障害のある有期雇用労働者等を正社員に転換した場合に助成

    • 最大120万円(障害の程度や企業規模により異なる)



処遇改善支援


  1. 賃金規定等改定コース

    • 全てまたは一部の有期雇用労働者等の基本給の賃金規定等を2%以上増額改定

    • 中小企業:1人あたり3万2,000円~6万5,000円(昇給率により異なる)

  2. 賃金規定等共通化コース

    • 有期雇用労働者等に、正社員と共通の職務等に応じた賃金規定等を新たに作成し、適用

    • 中小企業:1事業所あたり60万円(大企業:45万円)

  3. 賞与・退職金制度導入コース

    • 有期雇用労働者等を対象に賞与・退職金制度を導入し、支給または積立を実施

    • 中小企業:1事業所あたり40万円(両制度同時導入の場合56万8,000円)


  4. 短時間労働者労働時間延長コース

    • 短時間労働者の所定労働時間を延長し、社会保険を適用

    • 中小企業:1人あたり5万8,000円~23万7,000円(延長時間により異なる)

  5. 社会保険適用時処遇改善コース(2023年10月新設)

    • 社会保険を新たに適用し、基本給を増額等

    • 中小企業:1人あたり最大60万円(2年間)






4. キャリアアップ助成金の申請手順

 

  1. キャリアアップ計画の作成

  2. 労働局またはハローワークへの計画提出・認定取得

  3. 就業規則等の改定(必要な場合)

  4. 対象となる取り組みの実施

  5. 6ヶ月間の賃金支払い

  6. 支給申請書の提出(6ヶ月の賃金支払い後2ヶ月以内)

  7. 審査・支給決定







5. キャリアアップ計画の作成方法

 

キャリアアップ計画は、以下の要素を含めて作成します。


  • 計画期間(3年以上5年以下)

  • キャリアアップ管理者の氏名

  • 対象となる労働者

  • 目標と取り組み内容

  • 労働者代表の意見


厚生労働省のウェブサイトからダウンロードできる様式を使用し、記入してください。







6. 申請時の注意点

 

  • 申請時点で判明したミスは後から修正できないため、慎重に確認すること

  • 受給までに1年程度かかる可能性があるため、計画的に進めること

  • 不正受給防止のため、審査が厳格化されていることを認識すること

  • 電子申請を利用する場合、キャリアアップ計画書の提出から電子で行う必要があること







7. 2024年の変更点と最新動向

 

  • 2023年4月から「生産性要件を満たした場合」の加算措置が廃止

  • 電子申請の対応開始(「雇用関係助成金ポータル」を利用)

  • 2023年10月から「社会保険適用時処遇改善コース」が新設

  • 短時間労働者労働時間延長コースは2024年9月30日まで暫定措置適用中







8. まとめ:キャリアアップ助成金活用のメリット

 

キャリアアップ助成金を活用することで、以下のようなメリットが期待できます。


  1. 非正規雇用労働者の処遇改善による従業員満足度の向上

  2. 正社員化による人材の定着と技能の向上

  3. 企業イメージの改善と優秀な人材の確保

  4. 労働生産性の向上と経営の安定化

  5. 社会保険の適用拡大による従業員の福利厚生の充実

キャリアアップ助成金は、労働者と企業の双方にメリットをもたらす制度です。

しかし、申請手続きが複雑で時間がかかるため、社会保険労務士などの専門家に相談しながら進めることをおすすめします。また、経理業務の効率化のためにクラウド会計ソフトの導入も検討すると良いでしょう。


非正規雇用労働者の処遇改善は、日本の労働市場における重要な課題です。キャリアアップ助成金を戦略的に活用することで、企業の成長と従業員の満足度向上を同時に実現できる可能性があります。制度の最新情報に注意を払いながら、積極的な活用を検討してみてはいかがでしょうか。






9.問い合わせ先

 

2人の男性



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